ナルコレプシーとは

人によって、必要な睡眠時間の長さには個人差があります。現在の睡眠時間で十分なのかどうかの確認が必要です。

たとえば週末にいつもより2時間以上長く眠った後に、昼間の眠気が軽くなるのであれば普段の睡眠時間が短すぎると考えられます。光、騒音など、睡眠を浅くしてしまうような要因がないかどうか、寝室環境についても検討すべきです。

午後1~4時くらいの時問帯は午睡ゾーンといって生理的に眠気が出現しやすいので、この時間帯に限定した眠気は、問題でないことが多いです。極端に不規則な生活をしていると、眠気が不規則に出現する。生活の乱れについても検討すべきです。

以上の中で、どれかあてはまるものがあれば、それに合わせた対応を工夫する。
これらの要因が否定されるようなら、病的な過眠症の可能性があります。

過眠症状を呈する方は、大別すると本質的な睡眠覚醒の機構に問題がある場合(1次性過眠症)と、睡眠中に起こる異常な事象(たとえば頻回な呼吸停止、繰り返し起こる下肢の動きなど)によって知らないうちに頻繁に中途覚醒が起こっており、これによって睡眠の質が悪くなる結果過眠を生じるもの(2次性過眠症)に分類できます。

もっとも多いのは、睡眠時呼吸障害による過眠で、これによる過眠は人人口の1%前後に達します。無呼吸がなくても、喉への刺激となるような激しいイビキをかく人でも過眠症状を来すことがあのです。

1次性の過眠症として、有名なものはナルコレプシーですが、実際にはナルコレプシーほど重症でない、原因の特定できない過眠症も少なくありません。

 過眠症である場合には、病態に応じた治療が必要です。各疾患治療の詳細についてはページに譲りますが、眠気は作業中のミスや記憶機能の低下、自動車事故の重要な原因になる(居眠り運転だけでなく運転技能自体も低下する)ので、十分注意する必要があります。

治療すると確実に改善するので、過眠症が疑わしい場合には専門医に早めに受診するようお勧めします。

 

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