脳器質性疾患と不眠

脳の病気と症状について
 脳器質性疾患にはアルツハイマー病などの神経変性疾患、脳梗塞などの脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷などさまざまなものが含まれています。

こうした脳器質性疾患は、なんらかの睡眠障害を呈することがあるが、それぞれに疾患特異性のある睡眠症状があるわけではありません。

 一般的に、脳器質性疾患の急性期はほとんどが意識障害を呈し、慢性期にはそのほとんどは痴呆を呈します。

慢性の脳器質性疾患の方では意識障害による問題行動が多くみられます。また、ある種の変性疾患はレム睡眠行動障害を引き起こすことが知られています。

せん妄に伴う睡眠障害の臨床症状等について

 せん妄とは、身体状況の悪化などにより、覚醒維持機構が機能不全を起こした状態です。

視覚などの感覚入力をゆがんで認知する一方で、感情、食欲、性欲などをつかさどる大脳辺縁系は逆に過剰に活動し、幻覚・妄想、問題行動が引き起こされます。夜間せん妄という言葉がよく使われているように、症状は夜間に出現、または悪化することが多いです。

このため、鎮静目的で睡眠薬を投与されることが多いです。広範な火傷、心不全、呼吸
不全、腎不全、肝不全、大手術の後に起こりやすいでしょう。

 脳器質性疾患を持つ方や高齢者では常用量の身体疾患治療薬や、高熱などにより容易に誘発される。幼i呆の方においては長期間にわたって持続することがあります。

 軽症の場合は、夜間の不乱 川中の集中困難、軽度の失見当識がみられる程度です。中等度のせん妄では、夜間の不眠、日中の傾眠に加えて、失見当識、幻覚・妄想など周囲の状況の誤認があり、それに基づいた問題行動がみられます。

 

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