せん妄治療での点滴ライン

  ハロペリドール(セレネース)5~15mg 持続点滴/日ハロペリドールは静脈内投与した場合、経口投与と異なり、パーキンソン症候群が出現しにくく、心肺機能にも影響がなく、排泄も比較的早いので安全に使用できます。

鎮静が得られたときは用量を減らして数日間持続点滴を続けます。十分な効果が得られないときは、  30mg/日まで増量する・フルニトラゼパム(ロヒプノール)の持続点滴は呼吸抑制作用が強く、血中半減期が長いので、事故の危険性が高いです。また、催眠作用が消失すると再びせん妄が出現します。

せん妄に伴う睡眠障害にお体験談

 72歳の男性で数年前から物忘れに気づかれていました。数力月前から家の中でトイレの場所がわからなくなることがありました。

数日前から、夜間に限って、息子の名前を間違えたり、自分がいる場所を違った場所だと言い張ったりしました。また、知らない人がいるなどと言い幻視の存在が疑われました。

精査目的で入院。入院時の病歴聴取時もウトウトと傾眠がちであったが、最近の状態に対するおおまかな病識はありました。長谷川式簡易痴呆スケール17点。入院初日より眠前にミアンセリン(テトラミドR)10mg投与。

しかし、夜間帯になると落ち着かなくなり、「仕事、仕事はどうすんだ」「戸締まりしなくては」などと言いベッドから下りようとし、制止しようとした看護者に暴力を振るいそうになるなど、夜間せん妄を呈しました。

ソルピデム(マイスリーR)の追加投与では効果がなく、ハロペリドール(セレネース注)2.5mg筋肉内注射を施行して落ち着いていました。

その後、日中には落ち着いており検査などにも素直に応じていたが、夜間せん妄は持続していた。眠前のミアンセリン(テトラミドR)30mgに増量するとともに、日中は覚醒度を上げるためにデイルームに誘導して、簡単な手作業などを促したところ、徐々に夜間せん妄の出現は改善し退院となりました。

 

痴呆の方で長期間にわたって意識障害が持続する場合

 痴呆の方では夜間に繰り返しせん妄が出現(夜問せん妄)したり、夕方から、失見当識、不穏、徘徊が出現し(日没現象、夕暮れ症候群)長期間持続することが多いです。次のいずれかを選択します。

ミアンセリン(テトラミド(g)) 10~50mg  夕方
チアプリド(グラマリールR)25~150mg  毎食後

 ミアンセリンは催眠・鎮静作用が強い反面、せん妄を悪化させる抗コリン作用が弱いため、脳器質性疾患を持つ方や痴呆の方にも使用しやすいです。

 

快眠するためには知っておかなくてはいけないことがたくさんあります。

まずは睡眠のメカニズムについて分かりやすく、まとめた快眠方法のサイトを参考にしてください。

 

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